最新情報が届く!LINE公式アカウント友だち追加はこちら

クラカタウ・スチール、25年決算は純利益5.6兆ルピアで黒字転換

・クラカタウ・スチールの2025年決算は純利益約5兆6800億ルピアとなり黒字転換した。
・債務再編による財務収益の計上と、前年比29%増の販売量が業績回復の主な要因である。
・アクバル社長は、インフラ・自動車向け需要を取り込み成長を持続する方針を示した。

国営鉄鋼大手クラカタウ・スチールが発表した2025年通期決算は、純利益が3億3,964万米ドル(約5兆6,800億ルピア)となり、前年の1億5,470万米ドルの純損失から黒字転換を果たした。包括的な債務再編の成功に伴う帳簿上の利益が大きく貢献した。

同社は債務再編プロセスにおいて、債務免除による利益1億5,674万米ドルを含む5億1,992万米ドルの財務収益を計上した。全体の収益は9億5,984万米ドルに達し、本業の鉄鋼製品の販売量も前年比29%増の94万4,562トンと好調に推移した。財務面では、総資産が27億7,000万米ドルに拡大する一方、負債総額は前年比17.04%減の20億4,000万米ドルに圧縮された。自己資本は前年から2倍以上に急増し、財務体質の改善が鮮明となった。また、2025年度の財務諸表は独立監査人から適正意見を得ている。同社のアクバル社長は、「この利益は国内鉄鋼産業の持続可能性を確実にするための出発点だ。政府系ファンドであるダナンタラからの資金支援と信頼が後押しとなった」と述べた。

今後について同社長は、国のインフラ整備や成長する自動車産業の需要を取り込み、国内市場でのシェア拡大と稼働率向上を目指す方針を示した。さらに、クラカタウ・ポスコ社を筆頭とする合弁事業の業績向上が、全体の連結業績に大きく寄与するとの見方を示した。