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ラブアンバジョのベーカリー 看板パンを16年ぶり値上げ

東ヌサ・トゥンガラ州の観光拠点ラブアンバジョで、地元住民に親しまれている名物パン「コンピアン」が値上げされた。販売を手掛けるトコ・テレサのオーナー、ヴィクトル氏は、原材料費の全般的な高騰を理由に、16年ぶりとなる価格改定に踏み切った。これまで1個あたり1,000ルピア(約10円)で据え置いてきた価格を、1,500ルピア(約15円)に引き上げた。

ヴィクトル氏は「液化石油ガスや食用油、小麦粉、バターといった主要原材料の価格が軒並み上昇している」と窮状を語る。また、国内の燃料不足に伴う輸送費の増大や、物流コストの積み上がりも収益を大きく圧迫しているという。同店では看板商品のコンピアン以外にも、一部の菓子類やパンの価格を引き上げた。製造コストを抑制するために商品のサイズを縮小する手法は採用せず、品質とボリュームの維持を優先した。

一方で、値上げによる買い控えの影響は顕著に現れている。原材料高騰以前は1日に小麦粉4〜5袋分を生産していたが、直近の生産量は3〜4袋分にまで減少した。ヴィクトル氏は、今回の価格改定はあくまで原材料価格の上昇に対応するためであり、販売数量の低下は避けられない状況にあるとの認識を示した。