LINE公式アカウント 友だち登録はこちら

防災庁、気象修正手順を強化 住宅街へのドライアイス落下受け

記事要約
・森林火災の煙害除去オペレーション中、ドライアイスの塊が住宅街に落下する事態が発生した。
・インドネシア国家防災庁は安全確保のため、ノズルへのフィルター装着や粒子細分化などの改善策を発表した。
・試験運用では視界改善など明確な成果が示されており、安全管理を徹底した上で作業を継続する方針だ。

スマトラ島およびカリマンタン島で続く森林・土地火災の濃霧・煙害を抑えるため国家防災庁などが実施していた気象制御において、固形二酸化炭素(ドライアイス)の塊が住宅街へ落下する事態が発生した。これを受け同庁は作業手順の厳格化に乗り出した。同庁データ・情報・災害広報センターのパンジャイタン代理責任者によると、散布用ノズルへの特殊フィルター装着や、ドライアイスを作業機内でより細かい粒子に破砕し、地上到達前に空気中で完全昇華させるなどの技術的調整を講じた。

オペレーションは同庁のほか、インドネシア国軍やインドネシア気象気候気象庁が共同で推進している。10月16日に南スマトラ州で開始され、19日には中央カリマンタン州へ拡大された。高度5,000〜7,000フィートの上空から散布されたマイナス78.5度のドライアイスが大気の逆転層を解放し、停滞していた煙害を上昇・拡散させる仕組みである。

気象気候地球物理庁のテウク長官ならびにトリ副長官は、本措置により視程の改善や微小粒子状物質(PM2.5)濃度の低下が確認されたと評価した。今後も安全手順を徹底しながらオペレーションを継続する構えだ。