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パプア暴動 学生への差別発言を発端に衝突激化

スラバヤでの警察官によるパプア人学生への差別発言(サル、イヌ、コテカなど)に端を発した抗議活動は、政府の懸命な収拾策にも関わらず鎮静化する兆しを見せていない。
パプア州ジャヤプラのデイヤイ地区で8月28日、治安部隊とデモ隊に合流した槍や弓矢を持った集団が衝突し、弓矢が刺さった治安部隊の陸軍兵士1人が死亡、警察機動部隊と暴徒鎮圧部隊の警察官2人が重傷を負った。
翌8月29日には、州都ジャヤプラ中心部に抗議活動が飛び火し、州庁舎や刑務所が放火され服役囚が脱獄する事態に発展した。また車やバイクにも放火を繰り返して破壊活動を続けた末、ジャヤプラの都市機能を麻痺させた。
警察は30日、武器等の証拠品を押収し、デモ隊64人を逮捕、他28人を容疑者として行方を追っている。