株式会社IHIは、インドネシアの発電所保守運営会社PT COGINDO DAYABERSAMA社と共同で、国営電力会社PLN社の子会社であるインドネシアパワー社が運営するスマトラ島にあるパンカランスス石炭火力発電所2号機のボイラの主要部である、過熱器の改修工事を受注したことを11月16日に明らかにした。
インドネシアでは電力の安定供給が喫緊の課題となっているが、以前納入された多数のボイラで品質面でのトラブルが生じているという。今回IHIが更新を担当する過熱器はこれまでに多くのトラブルが発生しており、今回の工事による安定稼働の実現が期待されている。
過熱器はボイラの中でも高温高圧の負荷がかかる主要部であり、他社製ボイラの改修工事は工事難易度が高く、改修には高い技術が必要とされるため、新設・メンテナンスの豊富な実績を持つIHIが工事を受注するに至ったとのこと。