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コロナ感染から死亡他国より早いことが判明

エイクマン分子生物学研究所と英オックスフォード大学が共同設立した感染症に関する研究機関(EOCRU)の調査によると、コロナウイルスの感染拡大が始まってからの当初の5カ月間において、55の病院の4265人の大人と子供の患者を対象とした調査の結果、ジャカルタ特別州内で新型コロナウイルスに感染し発症した患者が死亡するまでの平均日数は11日であり、他国に比べ日数が短いことが分かった。また、5歳未満の子供の死亡率も他国の中で最も高かった。

これらの原因は、感染が確認されるまでに時間がかかり、治療の開始が遅れることにあるとみられる。4265人のうち死亡したのは497人で死亡率は12%にのぼる。また、死亡した人の78%は50歳以上で、11%が0歳から4歳までの子供だった。先進国よりも死亡率が低いのは人口に占める高齢者の割合が少ないのが理由だと研究チームでは分析している。