インドネシア国家警察は9月22日までに、スマトラ島の煙害の原因である森林火災について、火災を引き起こした疑いのある249人と企業6社を特定した。その数は調査が進行するにつれてさらに増える可能性があるという。
特に被害が甚大なジャンビ州では、国家警察、軍、地元の防災局の合同チームが消火活動に当たっているが、連日の活動で疲労が蓄積しているという。ジャンビ州では健康に重大な影響が生じるレベルにまで煙害が酷くなっており、幼稚園から大学まですべての教育機関が閉鎖している。
今年はこれまでに2万ヘクタールの森林が燃えているが、その6割は企業の土地で、農地化するためにわざと火がつけられているとみられている。政府はこれまでに総計2万3039人を動員し、放水ヘリコプター48機を投入しているが、森林火災鎮火は遅々として進んでいない。
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