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ダム建設現場で旧トンネル発見バリ王朝時代の遺跡

バリ州ブレレン県クブタンバハン郡のダム建設現場で11月28日、古いトンネルが発見された。トンネルの高さは170センチで横幅は70センチ。長さは480メートルと推測されている。

当初、オランダ統治時代の遺跡とみられたが、その後の考古学チームの調査で11世紀頃のバリ王朝時代の遺跡であると判明した。建設現場付近にあるトンネルに描かれたバリ王朝時代の碑文と同じものが発見され、その碑文からトンネルの目的は灌漑であったことも分かっている。また今回発見されたトンネルは、以前サワン郡スウ村や同郡サンシット村で発見されたトンネルと同じ寸法で、広く灌漑設備が整っていたことが伺える。

考古学チームは他の遺跡を見つけるため、ダム建設現場周辺の集中的な調査に乗り出した。一方で今回発見されたトンネルの閉鎖に関しては建設業者側に一任している。