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政府、2020年の成長率見通しを再度下方修正

インドネシア政府はこのほど、クリスマスと新年の休暇シーズンを前に新型コロナウイルスの感染者数が増加していることを受け、同国の国内総生産(GDP)伸び率見通しを再度下方修正した。政府は、移動制限による消費の落ち込みもGDPの伸び率に打撃を与えるとみている。

スリ・ムルヤニ財務相は22日、インドネシアの2020年のGDP伸び率について、前年からマイナス1.7~2.2%になるとの見通しを示した。インドネシアのGDPのおよそ半分を占める世帯支出が落ち込んでいることがGDPの伸びを抑制するとの見方だ。

インドネシア政府は9月、2020年のGDP伸び率が前年からマイナス0.6~1.7%になるとの予測を示していた。政府は今回、この見通しをさらに下方修正した形だ。

財務省は新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動制限により、インドネシアの第4四半期(10~12月)のGDP伸び率はマイナス0.9~2.9%になるとみている。