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インドネシア、高齢化社会への入り口に到達

中央統計局(BPS)の集計によると、インドネシアでは2019年に60歳以上の人口が2590万人となり、高齢者の人口に占める割合が9.7%に到達した。7%以上が高齢化社会とみなされることから、インドネシアでは既に高齢化社会への移行が始まっている。
BPSは2045年には60歳以上の人口が6331万人に増加し、全人口の20%に達すると予測している。一方、国連は2050年の高齢者の数は7400万人で、全人口の25%を占めると予測している。
2018年には高齢者の49.79%が職を有していたが、そのうちの47.59%は小学校を出ておらず、小学校を卒業した人は33.5%しかいなかった。また、職を有する高齢者の54.23%は農業に従事し、賃金が低い状態にある。高齢者全体の50.39%は不安定な雇用状況にあり、景気が減速すると容易に貧困に陥る危険性を孕んでいる。