インドネシア警察は9日、偽のオンライン通販「Grab Toko」のウェブサイトで消費者を騙したとして同サイトの所有権を持つユドハ・マンガラ・プトラ容疑者を南ジャカルタで逮捕した。
ユドハ容疑者は第三者にウェブサイトの製作を依頼、海外のホスティングサービス使用していた。警察は、「Grab Toko」では破格の値段で様々な商品が販売されており、被害者は980人、損害総額170億ルピアにのぼると明らかにした。
同サイトで買い物をして実際に商品が届いた購入者は9人だけだったという。またユドハ容疑者はカスタマーサービス係として6人を雇い、商品遅延や不着などの嘘の対応をさせていたこともわかっている。
購入者のなかには、販売中止となったものの今も人気が高い携帯電話を注文して計2300万ルピアを支払ってしまったなどと、ツイッターで被害を明かしている。