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イスラム法学者評議会のメンバー 公開むち打ち刑に

アチェ州バンダアチェで10月31日、不適切な関係を持ったとして男女1組の公開むち打ち刑が行われた。この刑に処せられた男性の素性が明らかとなり、波紋が広がっている。
男性は、不倫を侵した者に厳格なシャリア(イスラム法)を適用する法案作りに協力したイスラム法学者評議会(MPU)のメンバーだった。むち打ち刑導入に尽力した組織の男性が、自らの不倫でむち打ち刑を受ける形となった。
この男女は先月、車中で抱き合っていたとして警察に現行犯逮捕され、男性は逮捕後にMPUを辞任。アチェブサール県のフサイ二・ワハブ副知事は、シャリアに違反する者はいかなる者も厳罰に処すると主張している。
同州は、長年の独立運動に幕引きするため、中央政府との合意で一定の自治権を認められ、2005年からシャリアを導入。不倫、飲酒、賭博、婚前交渉、同性愛といった違反行為に、一般的な刑罰として公開むち打ち刑を適用している。