財政赤字に悩むジャカルタ特別州だが、アニス・バスウェダン知事がバンジール(洪水)対策の予算5千億ルピアを削減していたことが分かった。
11日、水資源管理局長のジュリアニ・ユスフ氏が明らかにした内容によると、ダム(貯水池)及び河川改修のための用地取得費として当初は8500憶ルピアの予算が割り当てられていたが、実際に支払われた金額は3500憶ルピアで、未払いの5千億ルピアが削減された。これによって、チリウン川で予定されていた118区画の用地取得が見送られることになった。
一方、中断された同計画が来年には達成されるよう水資源管理局がジャカルタ特別州代表議会に働きかけたことで、来年度予算案では6千億ルピアの割り当てで合意に至っている。
ジュリアニ氏は、インドネシアでは深刻な環境問題となっている洪水被害を抑制するためには、河川の正常化を急がねばならないと述べた。
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