スリウィジャヤ航空機墜落事故の事故原因を調査している国家安全運輸委員会(KNKT)の会長が、エンジンの出力を制御するオートスロットルなど、事故現場から回収した部品5点を調査のために米国と英国に送ったことを明らかにした。
スリウィジャヤ航空のボーイング737-500型機は製造から26年を経た機体で、1月9日に離陸直後にジャワ海に墜落し、搭乗していた62人全員が死亡した。事故原因としてオートスロットルに不具合があった可能性が指摘されている。
オートスロットル以外の部品についてはどのような部品が調査のために送られたかは明らかにされていない。この事故ではフライトレコーダー(FDR)は回収されたものの、コクピット・ボイスレコーダー(CVR)はまだ見つかっていない。そのため、事故原因にパイロットのヒューマンエラーが含まれるかどうかはまだ分かっていない。