国家警察対テロ特殊部隊(デンスス88)は4日、先月にマカッサルで逮捕したテロリスト18人(女性3人を含む)にイスラム強権派「イスラム擁護戦線(FPI)」の構成員が一部含まれていたと明らかにした。逮捕後の事情聴取で判明した。
構成員らは、2015年にスラウェシ島北部のゴロンタロ県リンボトで、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を表明し、またFPIの指導者も立ち合いをしたという。警察は、テロリストの身柄をマカッサルからジャカルタの国家警察本部へ移し、さらに詳しく調べる方針。
先月6日、デンスス88とスラウェシ州警察が、テロ組織「ジャマー・アンシャルット・ダウラ(JAD)」の拠点を摘発し、テロリスト18人を逮捕、抵抗した男2人を射殺した。拠点からは爆弾が押収されている。