3000万人の人口を抱えるジャカルタ首都圏のごみの行方が注目を集めている。ジャカルタ首都圏からは毎日1万4000トン超の廃棄物が8カ所の埋め立て地に送られているという。
ジャカルタ首都圏から過去3年間に出された廃棄物を積み上げると、ジャカルタの高層ビル「Gama Tower」(高さ310メートル)と同じ高さになるという。
大量の廃棄物と廃棄物管理の不十分さにより、ジャカルタ首都圏は危機的な状況にあると懸念されている。すでにいくつかの埋め立て地は受け入れ容量を超過しているか、今後超過するとみられている。このままではジャカルタ首都圏の住民はごみを捨てる場所がなくなると予想されるという。
とりわけ埋め立て地の近くに住む住民については、周辺での廃棄物の悪臭、環境破壊、健康被害などのリスクが高まっている。