政府主導のワクチン接種プログラムの一方で、民間企業による「Vaksinasi Gotong Royong(VGR)プログラム」が18日から開始された。
政府の全額公費(無償)接種に対して、民間企業が従業員の接種費用を負担する。しかしインドネシア経営者協会によると、タンゲラン市では費用が高すぎるという理由でワクチン購入を取り止め、プログラムを辞退する企業が相次いでいるという。
使用されるワクチンは中国の国営中国医薬集団(シノファーム)製で、1回あたりのワクチン接種費用は50万ルピア(ワクチン代37万5000ルピア、接種代12万5000ルピア)となっている。
多くの従業員を抱える企業にとって負担が大きいうえ、一方でワクチンの割り当てが少ないと不満の声も上がっている。
ワクチンの数には限りがあるためタンゲラン市内の企業ではまず18社に割り当てられ、うち4社が自社工場で従業員の予防接種を終了している。