日東精工株式会社は、インドネシアの連結子会社「PT. NITTO ALAM INDONESIA」が2018年1月に設立したブカシ工場の大幅な設備投資と環境整備を終え、熱処理、めっき工程を完備した一貫生産工場としての体制を整えたと5月12日に明らかにした。
一貫生産工場とは、ヘッダー、ローリング、熱処理、めっき処理、検査、梱包など、ねじの初工程から出荷までを同一工場内で一気通貫で行える体制を有した工場だという。生産性のムダや作業者動線のムダを無くすため、インダストリアルエンジニアリング(生産工学)の考え方を取り入れ、工場のレイアウトを一から設計することにより、生産効率の良い工場を目指している。
同社はまた、日系製造業が集積するジャカルタ郊外ブカシ県での拡販を目指し、ねじ、アスファねじ、ボルト、リベット等の特殊冷間圧造部品の迅速かつ高品質な製品を供給していくとしている。