インドネシア政府は2日、中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が流行していることに鑑み、中国に入国後14日滞在した人のインドネシアへの入国を拒否することを決めた。
近隣国のフィリピンで2日、中国以外で初めて新型コロナウイルスによる肺炎による死者が出たことがその理由。また、5日以降、一時的に中国本土との旅客機の運行を停止することも決めた。レトノ・マルスディ外相は国民に対して中国への渡航を自粛するよう求めている。
また、中国湖北省武漢市からチャーター便で帰国し、ナトゥナ・ブサール島の軍施設に隔離され検疫を受けている人々に関して、地元では2日に200人ほどの人がタイヤを燃やすなどして抗議活動を行ったことが地元警察により明らかにされた。地元警察では軍施設は同島の住民の居住区から6キロほど離れており、ウィルスが拡散することは無いと説明している。