バリ観光当局は1月31日、バドゥン県クタのヒンドゥー教寺院で中国を中心に脅威が広がる新型コロナウイルスの早期鎮静化を祈るため大規模な集会を開いた。中国人旅行者の激減で大きな打撃を受けている観光部門の関係者や役人などが中心となり、祈りを捧げた。
バリ観光当局によると、1月末日時点で少なくとも1万5千人の中国人旅行者が新型コロナウィルスの影響でバリ島へのバカンスをキャンセルしたという。2月初旬に行われる予定だったキンタマーニ・フェスティバルも延期するなど当局は対応に追われている。
インドネシア統計当局によると、インドネシアを訪れる外国人観光客の中で中国人はマレーシア人に続き2番目に多く、2019年1月から11月までの間に約190万人の中国人観光客が群島を訪れている。