環境省が明らかにしたところによると、生息地の自然破壊や、角を採るための狩猟により、生息数が激減し絶滅危惧種となっているジャワサイの子供2頭が、世界中で唯一ジャワサイの自然生息地となっているジャワ島西端のウジュン・クロン国立公園内で、園内に設置されている監視カメラで今年3月にその姿が捉えられた。
2頭の年齢は3カ月から1歳の間と見られる。ウジュン・クロン国立公園は広さが5100ヘクタールで、園内には豊かな熱帯雨林と淡水の小川が多数ある。ジャワサイの個体は年々その数が減少し、現在はわずか73頭にまで減っていると考えられている。ジャワサイの外見は鎧をまとったような姿をしている。
かつては東南アジアに数千頭が生息したが、密漁により個体数が激減している。