インドネシアのジョコ・ウィドド大統領はこのほど、警察と各地方政府に対し、6月22日から7月5日にかけて、飲食店などの営業時間短縮と受け入れ可能な来店者の数を縮小するよう命じた。新型コロナウイルスの流行が急速に広がっているため、感染対策を強化する意向だ。
大統領が出した命令には、飲食店、食品の屋台、カフェ、露天、生鮮市場、ショッピングセンター、モールに対する営業時間短縮と来店者の受け入れ可能数の制限が含まれる。
対象となる店舗の営業時間は午後8時までとされた。また受け入れ可能な来店者は通常時の25%にまで制限する。
さらに、感染が急速に広がり、医療機関が容量オーバーとなっている地域「レッドゾーン」のオフィスに関しては、従業員の75%を在宅勤務とする。そのほかの地域のオフィスも従業員の50%は在宅勤務とすることが義務付けられた。