ブディ保健相は7日、医療従事者を対象に、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を行うことを承認した。使用されるワクチンは米モデルナ製で、インド由来のデルタ株を含む既存の変異ウイルスに対して有効性があるとされている。
モデルナ製ワクチンは2日に食品医薬品監督庁(BPOM)の緊急使用許可を取得済みで、11日にアメリカから第一便が到着。早ければ今週にも医療従事者へ3回目のワクチン接種が開始される。
国内では中国のシノバック製ワクチンを2回接種した後に、コロナウイルスに感染し命を落とす医療従事者が少なくない。インドネシア医師協会(IDI)によると、2月から5月の間にシノバック製ワクチンの接種完了後に感染した医師は61人で、うち14人が亡くなった。中部ジャワ州クドゥスでは、デルタ株の影響を受け358人もの医療従事者がワクチン接種完了後にコロナウイルスに感染した。