インドネシア銀行とタイ銀行はこのほど、両国のQRコードを使用したクロスボーダー取引を可能にするシステム「Cross-Border QR Payment Linkage」の試験運用を開始した。これにより、東南アジア地域の金融部門の統合を後押しする狙いだ。
新システムは、インドネシアの電子決済システムの国内統一規格「QRコード・インドネシア・スタンダード（QRIS）」とタイのQR決済ネットワークのいずれかを使用した決済を可能にするもの。
インドネシア銀行とタイ銀行は今回、新システムの試験運用に関して声明を出すとともに、2022年第1四半期（1～3月）には商業運用を本格的に開始すると発表した。
