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一部高官が3回目接種、非道徳的と非難高まる

政府の一部高官が3回目の新型コロナウイルスワクチンを接種していたことが明らかになった。現在インドネシアでは、ワクチンの3回目(ブースター)接種は医療従事者のみに限られ、その接種率は約34%に留まる。それだけでなく、8月26日時点で国民の約70%が1回目の接種さえ受けられていない状況で、倫理的、道徳的に問題だとする声が上がっている。

3回目接種が発覚したのは東カリマンタン州サマリンダのイスラン知事と国軍のハディ司令官。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が24日に同地を訪問した際、3回目接種に関する会話が交わされた。該当箇所を含む動画がユーチューブの大統領府公式アカウントにアップされ明るみに出た。

接種済みか尋ねられたジョコウィ大統領は「私はファイザー待ち」と答えていた。

この他、南スラウェシ州北トラジャ県のフレデリック副知事やその妻、同県警のユダ本部長も3回目接種を受けたことがわかっている。