ジャカルタ高等裁判所前で8月30日、イスラム強権派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の元指導者ハビブ・リジック・シハブ被告の支持者らが警官隊と衝突した。同被告はPCR検査の虚偽報告をしたとして有罪判決を受け控訴していたが、最高裁判所はこれを却下。
これによりリジック被告は懲役4年が確定した。この判決に不満を持った支持者らが裁判所前に押し寄せ抗議し、警備にあたった警官隊へ投石するなどしたため、警官隊は催涙ガスを発射し応戦し、支持者らを押さえつける様子もあった。
この衝突により警官隊4人が負傷し、支持者36人が身柄を拘束した。警察当局は歩道に沿って有刺鉄線を張るなど、裁判所付近の警備を強化している。