「パンドラ文書」と名付けられた、世界中の首脳や閣僚の隠し財産に関する文書に、インドネシアの閣僚2人の名前が含まれていることが明らかとなった。
世界中の14の金融機関から集められたこの文書は、2.9テラバイトものサイズがあり、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が匿名の情報源から入手し、117カ国の600人以上のジャーナリストと共有した。
インドネシアで唯一この文書を入手したTempo社によると、文書にはルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整相とゴルカル党の党首でもあるアイルランガ・ハルタルト経済担当調整相の名が含まれていた。どちらも英領バージン諸島やパナマなどの租税回避地に会社を所有し、投資会社トライデント・トラスト社の顧客と記されているという。両者共に隠し財産については認めていない。
文書にはヨルダンの国王やチェコ共和国首相の海外資産なども掲載されているという。