国営マンディリ銀行の男性顧客の貯金58億ルピアが、通帳から突然無くなった。
事件があったのは5月31日、デマック県カランガニャル支店のATMで、男性がカードを使った出金ができず銀行窓口へ問い合わせると「カードがブロックされ使用不可になっているため、カードの交換手続きをクドゥス支店で行ってほしい」と指示を受けたという。必要な手続きを終えた男性が現金2000万ルピアを引き出すと、59億ルピアあったはずの貯金が、残高1万2868ルピアとなっていた。男性は銀行へ調査を依頼するも対応されず、事件の2日後に州警察へ相談。金融庁やインドネシア銀行にも苦情を申し立てた。
その後、詐欺、マネーロンダリング、金融文改ざんの疑いで弁護士を通じて被害届を提出し、ようやく10月11日に受理された。第一回公判は10月20日に開かれる。