国家医薬品食品監督庁(BPOM)が、2020年7月から2021年9月にかけて医薬品・食品の品質等に関する実態調査を行った結果、危険な化学物質を含んだ伝統薬などが増加傾向にあることが明らかになった。
発見されたのは、新型コロナウィルス関連の伝統薬53品、健康補助食品(サプリメント)1品、化粧品18品で、法律上使用が禁止された成分「エフェドリン」が含まれていた。またパッケージには新型コロナウィルスの予防薬や治療薬、または免疫力を上げる効果が記されていたが、効能や効果がないことも判明している。
BPOMは、新型コロナウィルスの影響によるオンラインショッピングが増加の一因とみて「商品を購入する際は、BPOMの流通許可証や使用期限などラベルを確認してほしい」と消費者へ注意を呼び掛けている。