一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)は11月26日、メダンのグランドアストンシティーホールホテルで、経済産業省の国庫補助を受けて主催する「IoTによる現場改善」をテーマにしたセミナーを行った。同財団は、研修等による海外の産業人材の育成に取り組む機関で、主に現地製造業の管理・監督者などを対象にした短期の研修プログラムを海外で実施している。
インドネシアでは今年4月に「Making Indonesia 4.0」が発表され、IoT技術への関心も高まっている一方で、特に中小企業の製造現場において、技術的・コスト的な問題からIoT技術を十分に活用した現場の改善に取り組んでいる事例は少ない。
そこで今回、i Smart Technologies株式会社から2名の講師を派遣しセミナーを実施。同社は、製造ラインの稼働状況をモニタリングするIoTシステムを一から構築・導入し、生産能力の大幅改善に成功。80ラインで平均34%もの生産性向上を達成した。こうした取り組みが評価され、第7回ものづくり日本大賞特別賞受賞をはじめ、各種メディアにも取り上げられている。
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