ジャカルタ特別州警察は、国会前で行われた大学生の大規模デモでインドネシア大学社会政治学部のアデ・アルマンド教授を暴行したとして、15日までにデモに参加していた男6人を逮捕した。
逮捕された男たちは大学生ではなく、アデ教授の発言が気に入らなかったことが動機となったと警察の取り調べで説明している。
アデ教授はこれまで、イスラム強権派団体イスラム擁護戦線(FPI)を揶揄する写真をソーシャルメディア上で掲載し、また「神様はアラブ人ではない、イスラム教はLGBT(性的少数者)をハラム(イスラムの教義に反する)としない、アザーン(礼拝の呼びかけ)は神聖ではない、1日5回の礼拝義務はコーランにない」などと発言し、民族・宗教・人種・階層(SARA)の問題や、情報電子商法(ITE法)違反、宗教冒涜罪で何度も警察に通報されている。