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早すぎる結婚・妊娠 貧困連鎖の要因に

早すぎる結婚・出産に疑問を唱える声がインドネシア国内で大きくなっている。現在インドネシア人女性が結婚できる年齢は16歳だが、両親の同意と司法承認を得ていればそれ以下でも合法とされており、今年4月には南スラウェシ州の宗教裁判所が15歳の少年と14歳の少女の結婚の申請を認めている。
児童保護法では18歳未満を「子供」と定義しているにも関わらず、2016年の統計ではインドネシア人の17%が18歳以前に結婚。専門家は周辺国と比べ高い妊婦死亡率には早すぎる妊娠が大きく関わっていると指摘する。
また女性が結婚・妊娠した場合に退学処分となるケースが多く、教育の機会を失った女性は収入面でも取り残され、貧困の世代間連鎖の要因に。9月には西ジャワ州で15歳の妻が16歳の夫の家庭内暴力で死亡するケースも発生していることから、インドネシア政府は迅速な対応を求められている。