国家警察は8日、詐欺容疑のため日本で指名手配されていた谷口光弘容疑者(47)の身柄をスマトラ島ランプン州カリレジョ郡スリダディ村で確保したと明らかにした。
谷口容疑者は日本のコロナ関連の給付金詐欺で5月1日に指名手配された。インターポール(国際刑事警察機構)を通し、国家警察は入国管理局と共に谷口容疑者の所在を調査していた。谷口容疑者のパスポートが無効とされたため、不法滞在の容疑で入国管理局によって確保された。
警察によると、谷口容疑者がCEOを務める会社の名刺には、ジャカルタの住所が記載されていたが、住所に建つビルには社名があるだけで会社の存在は確認できなかった。ジャカルタの自宅も空だった。ランプン州では知り合った男性の自宅に1~2週間に1度泊まり、周囲の村民には漁業の投資家だと話していたという。
現在、谷口容疑者は入国管理局の管理下にあり、インターポールと日本大使館が調整を行っている。