三井物産株式会社は14日、出資するインドネシアの賃貸倉庫・工場事業会社SLPスルヤ・タイコン・インテルヌサ(SLP)の新運営体制を発足したと発表した。タイの産業施設開発会社フレイザーズ・プロパティー・インダストリアル・タイランド(FPIT)がSLPの株式引受を行ったことで、三井物産とFPITの2社体制となったことを機にサービス強化を目指す。
SLPへの出資比率は、FPIT75%、三井物産25%。
SLPの保有・運営する賃貸倉庫・工場はジャカルタ東部カラワン県のスルヤチプタ工業団地内に位置し、製造業の拠点として日系中心に数多くの企業が進出しているエリア。
三井物産は2015年のSLPへの出資後、日系企業を中心としたテナントリーシングに貢献してきた。FPITとの2社体制を機に、両社のネットワークや物流施設運営ノウハウを活用したSLPの更なる企業価値向上を目指す。