ジョコ・ウィドド大統領は6月30日、ロシアのクレムリン宮殿でプーチン大統領と会談した。この二国間会談の後、両大統領は共同で記者会見を行った。
会談では、世界の何億もの人々に影響を与える可能性があるロシアの肥料やウクライナの小麦などの、サプライチェーンの混乱の問題について話し合われた。ジョコウィ大統領からの供給の安全性を求める要請に対し、プーチン大統領は海外での食糧、肥料、エネルギーの供給に関する契約を尊重する意向であると述べた。
一方、ロシアによるウクライナ侵攻に関しては、ジョコウィ大統領は平和的解決に向けて動くことが重要だと通訳を通じて率直に伝えた。また、会見の最後にジョコウィ大統領は「インドネシアは、戦争がすぐに終わり、食糧、肥料、エネルギーなどのサプライチェーンがすぐに改善されるのを見る以外に重要視しているものはない」と再度強調した。