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公邸での警察官殺害事件 上司含む4人を逮捕

国家警察は10日、ジャカルタの公邸内で発生した警察官の銃撃事件をめぐり、警察関係者3人と運転手1人を殺人や殺人ほう助の疑いで逮捕したと明らかにした。警察関係者が次々と逮捕され、世間の注目を集めている。

事件は7月8日、警察官のノフリアンシャさんが警察幹部の妻のプライベート室へわいせつ目的で侵入した際に発生した。部屋の外で警護をしていたバラダ容疑者が発砲し、銃撃戦の末、ノフリアンシャさんが死亡した。しかし、夫である警察幹部のフェルディ・サムボ容疑者の命令で発砲したことや、銃撃戦に見せかけるためフェルディ容疑者が死亡したノフリアンシャさんの銃を壁に向かって発砲したことが判明した。事件後に公邸内の監視カメラを取り外した倫理違犯でも逮捕された。

国家警察は、計画殺人の可能性もあるとみて捜査を進める一方、事件の端緒とされるノフリアンシャさんの侵入についても疑わしい点があるとみて引き続き詳しい捜査を行っている。