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GDP成長率5.44% 予想上回る加速

中央統計局(BPS)は5日、2022年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)成長率が、実質で前年同期比5.44%となったと発表した。第1四半期(1~3月)の5.01%から加速した。

GDPの約半分を占める家計支出は年間ベースで5.51%増加。石炭とパーム原油(CPO)の価格高騰を背景に貿易収支も増加。総固定資本形成も3.07%とわずかに増加した一方で、政府支出は5.24%縮小となった。マルゴ局長は「イスラム教のラマダン(断食月)とイドゥル・フィトリ(断食明け大祭)の個人消費の伸びがGDP成長に貢献した」とコメントした。

BSPの発表に先立ち、国営バンク・マンディリと金融調査会社ムーディーアナリティクスの予想では、それぞれ5.17%、3.2%だった。主要経済国が成長の鈍化および縮小を記録するなか、インドネシアはエコノミストの予想を上回る明るい状況となった。