中央ジャカルタにあるMRTのドゥク・アタス駅周辺で自然発生した、ファッショナブルな若者たちが集う現象「チタヤム・ファッション・ウィーク」が、早くも落ち着き始めている。
チタヤム・ファッション・ウィークは、このエリアにたむろする若者たちにファッションについてインタビューしたSNSコンテンツから自然に始まり、有名クリエイターなども参戦したことで注目された。横断歩道をランウェイに見立てファッションショーを行うなど、ここ数週間に急激な盛り上がりをみせていたが、今では若者の姿はまばらで静かだという。
インドネシア大学の社会学専門家であるデフィエ氏は、この現象が落ち着いた要因を2つ説明している。1つ目はファッションショーのために公共施設を利用することが禁止されたためで、2つ目はソーシャルメディア上での流行が過ぎ去ったためと述べた。デジタルの特性上、急速に人気が出て盛り上がる一方、衰退するのも急速であると説明した。