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インドネシアのA to Z(インドネシアの歴史)

現在のインドネシア国家のカタチになったのは第二次世界大戦後。それ以前は、色んな国家が作られたり、オランダの植民地になったり、日本軍が侵攻したり…と、数々の出来事がありました。

人類の先祖から植民地になるまで

ジャカルタがあるジャワ島には、約100〜80万年前には人類の先祖が存在したことがわかっていて(ジャワ原人)、その後周辺の大陸からマレー人や中国人やベトナム人が続々と移り住んできたそう。きっとこの頃に仏教やヒンズー教が伝わったんじゃないかと言われています。

7世紀後半にスマトラに仏教国が興り、8世紀には中部ジャワにも仏教国が建てられ、今では世界遺産になったボロブドゥール寺院を遺しています。そして13世紀にはイスラム教が伝わってきたと言われています。こうして見てみると、ホントに色んな宗教が入り込んできて、国を興して、共存し、現在に続く文化的・宗教的多様性があるインドネシアが出来上がったんだなぁと思えますね。

インドネシアを語る上で外せないのがオランダによる植民地支配。1602年にオランダがジャワ島に「東インド会社」を設立したことがきっかけ。この会社を通じて、香料やコーヒーの輸出を独占したオランダ。この植民地運営で莫大な富を得たそう。
この支配が続いたのは、第二次世界大戦が終わるまでの300年!さらにこの大戦の最中だった1943〜1945年、アジアを侵略展開していた日本による占領もありました。

インドネシアの独立!

オランダと日本による支配を受けたインドネシア。ついにスカルノを先頭に独立運動が起こりました。そして1945年8月17日に独立宣言。初代大統領には独立指導者のスカルノ、副大統領にはハッタが就任しました。(空港の名前にもなったスカルノ・ハッタ)

しかしオランダは諦めきれず、宣言後も独立戦争を続けたのですが、ついに4年後の1949年にインドネシア独立を承認! これによってインドネシア共和国として正式に独立を果たしたのでした。独立を祝う気運は現在も受け継がれています。8月17日(独立記念日)が近づくと街中が赤と白の旗で染まり、多様な文化・宗教がある中で、一同に赤白の国旗を掲げて祝う様子をみると、その日だけは多様なインドネシアから一つのインドネシアに思えてくるから不思議です。

ASEAN本部はジャカルタにあり!

東南アジア諸国連合(ASEAN)の本部はジャカルタにあるのです! ASEAN最大国・盟主と言われているのも納得の存在感。その理由は「ダイナミックな成長」が示す「東南アジアのシンボル」。これからもどんどん成長していって欲しい!