ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は3日、大統領公邸で会見を行い、同日インドネシア西部時間14時30分より正式に国営石油会社プルタミナが供給するガソリンの一斉値上げを発表した。値上げが適用されたのは会見からわずか1時間後だった。
補助金対象となっている「プルタライト」は1リットルあたり7650ルピアから1万ルピア、軽油「ソーラール」は1リットルあたり5150ルピアから6800ルピア、また補助金対象外の「プルタマックス」の価格は1リットルあたり1万2500ルピアから1万4500ルピアに値上げされた。この決定によりガソリン価格は約3割値上げされたことになる。
ガソリン値上げの背景には原油高とルピア安があるが、政府は従来のガソリン価格は世界的にみると適正市場価格を大きく下回っていると考えており、エネルギー補助金の支出を抑えることを目的としている。