インドネシア中央銀行は10月20日、政策金利(7日物リバースレポ金利)を0.5ポイント引き上げ、4.75%に設定した。米連邦準備制度理事会(FRB)よりもペースは遅いものの、3ヵ月連続で主要金利を引き上げ、金融引き締めを続けている。
中央銀行のペリー総裁は今回の利上げについて、高まるインフレ期待を抑制し、コアインフレが2023年前半に目標範囲に戻るようにするための前倒し措置であると、これまでと同様の方針を説明した。
経済法律研究センターのビマ所長は、金利の上昇により消費者支出、特に自動車や住宅の購入が減少するだろうと指摘した。
一方、中央銀行は政策金利の引き上げ発表と同時に、今年で期限が切れる予定であった自動車および不動産融資の緩和規則を2023年末まで延長すると発表した。