新型コロナウイルス感染症の患者数の減少に伴いワクチン接種への意欲が薄れる中、国内全域でワクチンが不足する事態となっている。シンガポールで流行している感染力の高いXBB変異株への感染が国内で確認されたこともあり、当局はワクチン不足に警鐘を鳴らしている。
ジャカルタではワクチン不足から接種所を閉鎖するところもある。現在、在庫があるのは中国シノバック製のワクチンで、モデルナ、アストラゼネカ、ファイザーのワクチンは完全に枯渇している。南ジャカルタでは8月以降新しいワクチンの供給を受けていないという。ハルトノ知事代行は問題解決のため政府と直ちに協議を始めると述べている。
政府は国内の在庫の再配置や今後の新たなワクチンの受け入れにより、11月には状況が改善すると見込んでいる。
国内では4分の1以上がまだコロナワクチンの2回目の接種を受けておらず、3回目を受けたのはわずか27%に過ぎない。