東ジャワ州マドゥラ島の東にあるラース島に生息する「ブソクネコ」が10日、国際的な猫団体である世界猫連盟(WCF)によって、マドゥラ島の固有種に認定された。ガジャマダ大学獣医学部のスラメット教授によると、ブソクネコをインドネシアの固有種として認定する取り組みは2008年から行われてきたという。
ブソクネコは、インドネシアの他の猫と比較して体毛と尻尾に特徴を有する。体毛は青みがかった灰色で、短くて太い。ロシアンブルーやブリティッシュショートヘアの品種に近い。尻尾は短くて丸い。身長は約60センチ、体重は約6.8キロと一般的な猫よりも少し大きめ。顔はヒョウに似ており、上部がやや長方形で顎が少し尖っており、耳はピンと立っている。
ラース島ではブソクネコを島外に持ち出そうとした船は沈むと言い伝えられており、何世紀にも渡って島で生息し続けている。