バリ島のバンジャール、トゥグヌンガン、スカワティ、ブラバトゥ、ギャニャールを結ぶ、新しいガラス橋が11月11日に開通した。ガラス橋は全長188m、幅2.2m、高さ66m。橋の左右には、訪れる人々の安全面と快適さを考慮し、高さ1.5m防護柵が設置されている。橋の床面には厚さ10cmの特殊ガラスを使った3層構造のガラスパネルが使用されている。
気になる安全性だが、バリ・グラス・ブリッジのオーナーDewa Sukrawan氏は、一度に500人が安全に渡れる強度に設計されていると主張する。開通前に大型車両や大量の水を使用した各種安全性テストを行い、重量と衝撃に対する耐性に関しては十分な検証を行っているとのこと。また観光客の安全を確保するために、雨天時や強風時には橋は一時的に閉鎖される予定だ。
ガラス橋の状態を維持するために、橋を渡る際には管理人から提供される専用の履物に履き替えなければならない。他の観光客の邪魔にならない範囲であれば、橋の真ん中に座ってリラックスしたり写真を撮ったりすることもできる。料金は現在のところ、一人当たり10万〜20万Rpに仮設定されている。
昨年中国・吉林省のガラス橋で起きた、ガラス床が強風で壊れた事故はまだ記憶に新しい。安全面に十分に留意した運営が望まれる。
