ガンジャル・プラノウォ中部ジャワ州知事は9日、テレビの独占インタビューの中で、東カリマンタン州への遷都は法律で義務付けられているため、次の大統領が誰になったとしても新首都は完成させなければならないと強調した。
新首都への移転はジョコ・ウィドド大統領が提案し推し進めているものだが、2024年に大統領としての任期が満了するため、政権交代後に計画が頓挫したり、中止されたりする可能性もある。
投資会社CLSAセクリタス・インドネシアの最新の調査によると、首都移転に関連して複数の建設会社が一般道、高速道路、橋、ダムなどの建設で計19件、総額5兆3000億ルピアのプロジェクトを確保している。
政府は、ヌサンタラ(新首都)の開発には約320億ドルの費用がかかると見積もっている。そのうち国家予算で負担できるのは、基本インフラ、公園、官公庁の建物や公務員用住宅を建設する費用の19%に過ぎない。