インドネシアの格安航空会社トランスヌサが12月22日、中国国有旅客機メーカーの中国商用飛機(COMAC)から、国産リージョナルジェット機「ARJ21」を購入したと明らかにした。中国のジェット機としては初の海外進出となる。
今回納入された機体の座席数は95席、飛行時間は3.5時間。2023年初旬には、座席数78~97席、航続距離が3500キロメートルのARJ21-700の納入を予定している。また、今後はエアバスA320も含めた計30機を同社から購入し、国内だけでなくASEANや中国、オーストラリアにも航路を拡大する見通し。
在中国インドネシア大使館のジャウハリ・オラトマングン大使は「今回の購入が中国とインドネシア間の航空産業での連携を強化し、インドネシアがASEANやアジア太平洋における主要な航空基地となるよう期待する」と見解を述べた。