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誘拐されたイ人海外労働者 無事生還

フィリピンの武装集団アブ・サヤフに誘拐され3ヵ月間監禁されていた西スラウェシ州ポルワリ・マンダル県出身で海外労働者のハムダン・ユヌスさんが15日、無事に帰還した。ハムダンさんは、家族や近隣の住民から感動と喜びの涙で迎えられた。
ハムダンさんによると10日、武装集団のメンバーがお祈り前に身を清めている際に、トイレに行くふりをして森へと逃亡したという。疲れと空腹に襲われたが捕まるのが怖く、そのまま逃げ続けた。
翌朝、車で子どもを学校へ送る親と遭遇した際に、マレー語が理解できる運転手に事情を説明。「私たちは同じイスラム教徒。あなたはきっと助かる」と励まされ、車で市内まで送ってもらった後、フィリピンのインドネシア領事館に助けを求めた。
監禁中、ハムダンさんは仲間のシャムスルさんと共に武装集団のメンバー6人で1つのテントで寝ていた。しかし、シャムスルさんは今も人質のままである。