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津波探知機 ほとんどが正常に機能せず 西ジャワ州

地域災害対策本部(BPBD)は18日、西ジャワ州パンガンダラン県の海岸沿いに設置されている14基の津波探知機が正常に作動するかを試運転したところ、正常に機能するのは2015年に設置されたパンガンダラン海岸とボジョンサワウェ海岸にある2基だけだったと明らかにした。
津波が発生した場合、正常に機能する津波探知器はBPBDのサーバーへ信号を送信し、自動で警告音が鳴る仕組み。しかし、故障した津波探知機の実験では、信号が送信されなかったため職員が警報器をクントンガン(警鐘を鳴らすための中身が空洞の木)を使いマニュアルで対応した。
故障した津波探知機は2006年から2010年の間に設置されたもので、錆による腐食が原因と判明。津波探知機の交換には莫大な費用が必要なため予算が足りない地方政府は、企業の社会的責任(CSR)で支援してくれる会社が現れないかと頭を抱えている。