半分は真券、半分は偽札で作られた変造紙幣が、中部ジャワ州プルウォケルト地域でみつかった。インドネシア中央銀行(BI)プルウォケルト駐在員事務所のロニー・ハルタワン所長は 「発見されたのは数件の小額紙幣であり、規模もまだ大きくない」と述べた。今回発見されたのは5000Rp札の変造紙幣とのことだが、どのような特徴があるのだろうか?
BIのマルリソン・ハキム資金管理局長は「切断して作られた変造紙幣には、紙幣のシリアル番号が異なる、紙幣の表面に道具による切り傷がある、紙幣の左端にあるセキュリティスレッドなどが欠損している、などのパターンがあります。紙幣の左下と右上の2箇所に記載されているシリアル番号に相違がないか必ず確認してください」と現金取引の際の注意を国民に呼びかけた。
刑法(KUHP)によれば、通貨を破壊する行為をした者には、最長5年の懲役または最高10億ルピアの罰金、紙幣を偽造した者には最高 10 年の懲役または最高 50 億ルピアの罰金が課せられる。「真正性が疑わしい紙幣を受け取った方は、最寄りのインドネシア銀行で確認してください。真正性が認識しやすくなるよう、日頃より通貨を折ったり、濡らしたり、ホッチキスで留めたりせずに、認識と保護を心がけていただきたい」と同氏は付け加えた。