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歴史の混乱の渦中に置かれてきたバンダネイラ島に関する5つの事実

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マルク州、バンダネイラ島の魅力が今見直されている。バンダネイラ島といえば、青く透き通った美しいビーチや火山が有名だが、この島の魅力はそれだけでない。島についてもっと知りたくなる5つの事実を紹介する。

バンダネイラ島は①スパイスの島である。同島では植民地時代よりクローブやナツメグなど、世界最高のスパイスが生産されてきた。18世紀までは、その希少さから「黄金の果物」と呼ばれていたナツメグの世界唯一の生産地であった。②同島は流刑地だった。1936年2月11日にインドネシア共和国の初代副大横領ムハマド・ハッタ(ブンハッタ)は、植民地政府によって流刑にされ、この地で生活していた。

バンダネイラ島には③要塞がある。17世紀にナツメグ貿易を支配するためにオランダ人が建設したベルギカ要塞、ナッソー要塞は今では歴史的遺産として観光客に親しまれている。④同島の自然美はあなたの財布の中にもある(かもしれない)。2016年に発行された1000ルピア紙幣には、島の象徴であるティファダンスと蘭の花が描かれている。⑤現在のNYと交換された。1667年7月31日にイングランドとオランダ共和国の間で締結された講和条約、ブレダの和約によって英蘭戦争は終結。同島は当時オランダが支配していたマンハッタン島と交換された。